スタイルズのドッグフードの評価
今回は、ドッグフード「スタイルズ」が柴犬に最適かを評価していきたいと思います。
スタイルズといえば、犬種別のラインナップが豊富ということで支持されているドッグフードです。
とくに有名なメーカーが販売しているとあって見かけたことある人も多いのではないでしょうか。
しかし、国産や有名なメーカーだからといいものとは限りません。
そこで、本当に良いドッグフードか?というところから、柴犬にも最適かを細かくみていきます。
ドッグフード!スタイルズの特徴
ドッグフード「スタイルズ」といえば、犬種別に商品が展開されていることが最大の特徴です。
特に人気の犬種は網羅されており、ミニチュアダックスフンド・チワワ・トイプードル・ヨークシャーテリア・ポメラニアン・シーズーの6犬種に最適化されているようです。
残念ながら柴犬はラインナップに入っていません。恐らく、その理由は「小型犬に特化」しているという特徴があるからです。
このスタイルズは「業界初の小型犬種別の半生フード」とうたっており、小型純粋種である前述した6犬種に絞っているようです。
スタイルズは6つの小型純粋種に特化
スタイルズは小型純粋種である6犬種別のドッグフードをラインナップしています。
小型犬と一言でいっても骨格や体格、身体のつくりが違うために健康維持のためのポイントも異なってきます。
とくに、小型犬のなかでも超小型犬と呼ばれる犬種にまで配慮したつくりとなっているようです。
たとえば、ミニチュアダックスフンドの場合は体重管理を気になるポイントとしており、リンゴ食物繊維がプラスされています。
このように6犬種別に気を付けたいポイントを挙げており、それをカバーするための機能性成分がプラスされているようです。
スタイルズは半生フードと原材料になっている
スタイルズは小型犬に配慮しており、噛む力の弱い小型犬のために半生フードとなっています。
とくに小型犬はドライフードだと食いつきが悪く、全然食べてくれないということもあります。
そのために、食べ続けても顎が疲れにくく柔らかい半生フードだと完食してくれることを狙ったつくりになっています。
しかし、半生フードはその柔らかさから水分量が多く、日持ちしにくいという弱点があります。
そこで、品質保持剤として保存料や酸化防止剤といった人口添加物が使われている可能性があります。
もちろん、使用量さえ守っていれば問題はないものですが、半生フードである以上は使用されていると思い購入されたほうがよいでしょう。
また、原材料の成分構成は一般的なものと変わりはないのですが、あいまいな表現が目立ちます。
たとえば、チキン等・穀類などといった記述が多く、具体的に何をどれだけ使っているか明記されていません。
とくに、たんぱく質の値が低いことからも良質な肉をしっかりと使用しているかが懸念されます。
同様に、油脂類や糖類、でんぷん類などとなっており、これらの質や配合割合なども曖昧にされており、不安だといえます。
穀類は、個体差もありますがアレルゲンとして反応する愛犬も少なくありません。
また、穀物は消化することが難しい素材ですので、軟便などの原因となりやすいです。
このように、ドッグフードの質や原材料に少し心配な点が散見されます。
ドッグフード!スタイルズの原材料
ミニチュアダックスフンド用の原材料を例にしています。
ドッグフード!スタイルズの成分
ドッグフード!スタイルズの成分です。
- たん白質 12.5%以上
- 灰分 11.2%以下
- 脂質 3.3%以上
- 水分 35.0%以下
- 繊維質 4.0%以下
- カロリー(100gあたり)250Kcal
かなり抑えめのタンパク質になっていますが、柴犬には全く合わないことが分かります。
スタイルズの取寄せや販売店
ドッグフード「スタイルズ」は、量販店はもちろん、アマゾンや楽天市場でも購入可能です。
店頭で購入すると大きな荷物となってしまうために、オンラインで買うと非常に便利です。
また、アマゾンでは転売目的の販売者もいるので確実に安心できる販売元から購入するように気を付けましょう。
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ドッグフード!スタイルズの総合評価
ドッグフード「スタイルズ」の特徴などをみてきましたが、良い点もあれば気になる点もありました。
6つの小型犬に特化したラインナップは非常に珍しく、とくに6犬種だけに絞った半生フードは業界初の試みということでした。
噛む力が弱い小型犬にとって半生フードは食いつきがよく、完食することが多い点では評価できると思います。
しかし、半生フードはその水分量の多さから保存のために人口添加物を使っていると考えてよいです。
もちろん、使用量さえ守れば問題はないとされていますが、使われてないにこしたことはありません。
また、柴犬は小型犬に分類されていないために、これらの恩恵を受けることは少ないでしょう。
柴犬のなかでも豆柴と分類される犬種の場合は小型犬ですが、豆柴に特化したラインナップは存在しません。
そのため、与える際は成分表を比較しながら与えなければならないでしょう。
さらに、このスタイルズには成分表に気になる点がありました。
たとえば、含有されている成分表示には「肉類や穀類」などといった、あいまいな表現が非常に多く見受けられます。
つまり、どのような肉が使用されているか判然としないわけですね。
色々な部位を集めたものかもしれませんし、鮮度が高いかもわかりません。
また、穀類が使用されています。肉食の犬にとって穀類は消化しにくい物質の1つです。
そのため、アレルギーの原因となりやすかったり、軟便の原因になってしまう可能性があります。
これらのことから総合的に評価しますと「柴犬に与えるには添加物が気になる」となります。
やはり、柴犬に特化しているドッグフードではないことと、なによりも成分表示があいまいな点が気になります。
愛犬の健康のためには良質なドッグフードが必要となってきます。
そのためには、良質な肉や人口添加物の有無をしっかりと確認する必要があります。
スタイルズでは、そこの評価がマイナスとなってしまいました。
ただ、インターネット上の口コミでは半生フードということもあり、食いつきがよくなったという書き込みも多く見かけます。
ですので、小型犬にあった半生フードを与えたいという人は成分表のことを考えながら、与えてみるとよいと思います。
大切な愛犬の健康を守るため、今回の評価を参考にしてみてくださいね。