スペシフィックのドッグフードの評価と特徴について
スペシフィックのドッグフードの評価と評判についてです。
コチラは株式会社インターベットさんがデンマークから輸入して販売しているドッグフードになるので、原産国はデンマークになります。
デンマークというと、世界でも最も厳しい犬法があることで知られている国でもあります。
犬を守るというよりも、どちらかというと犬に厳しい国ではないでしょうか。
飼育が禁止されている犬種もあるので、もしバレてしまうと安楽死させられるという厳しい法律になっています。
そのショックでその犬種を飼っていた少年も命を絶ってしまったという話しもあるほどです。
国が変わると価値観がかなり違うものですが、この話しはまた今度話すとして、今回のドッグフードの評価と特徴についてです。
スペシフィックのドッグフードは犬用療法食 になっている
スペシフィックのドッグフードは犬用療法食になっている事が特徴になっています。
犬用療法食 というのは 、特定の病気を対策するための犬専用の食事という事になります。
犬も人間と同じような病気をすることを、知っている人は多いと思います。
血液に関係したもの、内臓に関係したもの、皮膚に関係したもの、犬も色々な健康トラブルがあります。
そのための専用の食事が犬用療法食と呼ばれています。
その専用のドッグフードが、今回のスペシフィックということになります。
すでに何らかの健康トラブルを抱えている愛犬のためのフードになりますが、このような事に対応ができるとされています。
- 血糖関係の対策
- 尿管関係の対策
- 消火器関係の対策
- アレルゲン対策
- 腎臓関係の対策
- 皮膚関係の対策
- 食欲不振のための対策
- 体重管理×2
このようなトラブルに配慮されてドッグフードが構成されています。
犬種や犬の年齢によって、ある程度、どのような疾患が多いのかは分かってきていますけど、そのトラブルに合わせて使うことができるようになっています。
スペシフィックのドッグフードの5つのポイント
スペシフィックのドッグフードですが、特徴をまとめると5つある事になります。
- 製薬会社が製造している
- 自然で新鮮な素材が使われている
- 最小限の添加物を使用している
- オメガ-3脂肪酸が配合
- 合成着色料などは使っていない
この5つがコチラのドッグフードのポイントでもあり、特徴になっています。
- 製薬会社が製造している
デンマークに本社があるデクラ社という製薬会社が作っているドッグフードになりますので、製薬会社が作っているという事で、そこに信用性はあると思います。
- 自然で新鮮な素材が使われている
原産国はデンマークになりますが、そのデンマークの素材をすべて原材料として使用されているので、かなり新鮮であることが分かります。
また冷凍肉もなるべく使わないように配慮しているようなので、ここは高い評価ができるところだと思います。
生肉、加工したもの、時間が経過したものでは、味も質も風味もかなり変わってくるからです。
- 最小限の添加物を使用している
そして添加物を使用していることを公表しているので、ここは逆に信用ができるところです。
中には添加物を使用しても隠してしまうような会社もあるからです。
自ら添加物を、最小限に使用していることを公表しているので、ここは逆に評価ができるところです。
ただ添加している事自体は、好まれるものではありません。
酸化防止剤のBHT、BHA、没食子酸プロピルが使われています。
- オメガ-3脂肪酸が配合
これは今では珍しくありませんが、体に良い脂肪酸が含まれています。
オメガ-3脂肪酸は健康にプラスなる脂質という事になりますけど、今では犬の健康を維持するのに必須とも言われてきている栄養素になります。
魚に多く含まれている栄養素の1つで、EPAやDHAとも言われていますので、一度はどこかで聞いたことがある成分だと思います。
- 合成着色料などは使っていない
合成着色料は使われていません。
合成着色料とは、科学的に合成された色素のことで、食品の見た目を良くするために使われているものです。
合成と天然に分かれます。
日本では食肉、魚介類、野菜類に使うことが禁じられていますが、お菓子や清涼飲料水などには良く使われている添加物になります。
どちらにしてもこの添加物は、ヨーロッパでは禁止されていることが多いので、元から使っていないといった方が分かりやすいかもしれません。
また、フレーバーなどの香りのある添加物も使用されていないので、そのままの自然の風味を感じることができるフードだと思います。
スペシフィックのドッグフードの原材料
コチラのシリーズはたくさんあるので「GIコントロール」というドッグフードを例にしています。
血糖関係の対策ができるフードのことです。
小麦、トウモロコシ蛋白、えん麦、粉末セルロース、ジャガイモ蛋白、魚油、豚肉蛋白加水分解物、ビートパルプ、ミネラル類(Ca, K, Na, Cl, Fe, Zn, I, Se)、卵、ビタミン類(VA, VB1, VB2, VB6, VB12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチン, 葉酸, VC, VD3, VE, VK, コリン)、魚粉、動物性油脂(豚および牛)、ヒマワリ油、サイリウム種皮、ルリチシャ油、酵母、タウリン、L-カルニチン酸化防止剤:BHT、BHA、没食子酸プロピル、L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル
乳化剤:クエン酸モノグリセリド
穀物を中心として、そしてサプリメント食のようになっています。
製薬会社が開発しただけあって、サプリメント関係が豊富ですが、その栄養がどのくらい吸収されるのかが気になるところです。
健康な愛犬にはおすすめできる内容ではありませんが、すでにトラブルがある愛犬には、やむを得ない食事内容にはなっています。
スペシフィックの「GIコントロール」の成分
- 粗蛋白質20.7%以上
- 粗脂肪8.5%以上
- 粗灰分5.3%以下
- 粗繊維10.3%以下
- 水分9.5%以下
- 370kcal/100g
糖の対策なので、タンパク質が低めの設定になっています。
スペシフィックのドッグフードの総合評価
気遣いされている意味では評価の高い内容だと思います。
ただどのくらいのレベルにあるフードなのかと問われると、何とも言えないところがあります。
糖コントロールを例にして話してきましたが、確かに糖をコントロールができる内容だと思います。
ただ使われている素材が、かなりサプリメントよりだというところに少し引っかかりがあります。
でも事実としては、犬用療法食 では無添加のフードもありますし、さらに素材についても、サプリメントに頼らないで、素材を生かしたフードもある事は確かなことです。
ここをどのように考えるのかで飼い主さんの価値が変わると思います。
個人的な感想としては、無添加でさらに素材を生かしたドッグフードの方がおすすめのような感じはしています。
どちらにしても結果が伴わなければ意味がありませんが、使うのであればいくらか愛犬の負担が少ない方を選んであげた方が、良いと思います。
ここはかかりつけの動物病院の先生と話しをして決めることをオススメします。
また評判や口コミについてですが、このようなフードの場合、評判や口コミはあてにならないと思っているので、省かせていただいていますが、参考にもしない方が良いと思います。