柴犬にえんどう豆入りのドッグフードを与える健康メリット
ドッグフードの原材料を見ると、えんどう豆が入っていることがありますが、柴犬にとって、どのような健康メリットがあるのかについてです。
ほとんどのペットフードは、1種類の素材だけではなくて、総合栄養食という事で、中に色々な素材を使うことになりますが、その中にえんどう豆が使われることもあります。
必ずでもありませんけど、でも入っている率としては少し高めになっています。
でも入っているということは、それなりに意味があって使われている事になりますから、そこを理解していくと、愛犬の健康管理に少しは役立つことになると思います。
どんなメリットがあるのか、またデメリットはるのか、その詳細についてです。
えんどう豆入りのドッグフードのメリットとは?
ドッグフードにえんどう豆が配合されることで、どんなメリットがあるのかについてです。
少なくても添加物よりは、良いことはイメージできると思いますけど、一言でまとめると「栄養価が高く愛犬(柴犬)の健康管理に役立つもの!」という事になります。
プラスの面を持っていることは間違いないという事になります。
でもこれだけでは抽象しぎるので、幅広い意味になってしまいます。
という事で、分かりやすく具体的に健康メリットをまとめると、このようになります。
- 疲労対策
- 皮膚炎の対策
- アレルゲンの対策
- 腸内環境を整える
このような事の健康対策に期待ができます。
それ以外にもメリットがたくさんありますが、健康メリットが多いという事とは、それだけ犬の体にとって役立つ栄養素が多いという事でもあります。
具体的にドッグフードでえんどう豆が使われているもので、推薦できるものでというと「柴犬にモグワンのドッグフードはおすすめ?特徴と評価」コチラだと思います。
えんどう豆は疲労対策に期待ができる
疲労というと、疲れのことをいいますが、犬も人間と同じく疲れることがあります。
これは年齢によって変わってきますが、やはり年齢を重ねると疲れがたまりやすく、またその回復が遅くなるといわれています。
これは体が老いていくので、しょうがないところもありますが、でもその疲れの対策をしてくれるものが、えんどう豆には多く含まれています。
活発な子犬や成犬の柴犬、または体力が衰えてきたシニア犬の疲れ対策として役立つことになります。
えんどう豆は愛犬の皮膚炎の対策にもなる
そしてえんどう豆は、皮膚炎の対策にもなります。
柴犬は特に多いですが、何かが原因の皮膚のかゆみで、皮膚をかいてしまうことで、炎症を起こしてしまうことがあります。
かゆいところを噛んだり足でこすったりすることで、赤く荒れてしまう事もシバシバあります。
その炎症した皮膚のトラブルにえんどう豆は有効とされています。
皮膚を正常にする材料が栄養素として含まれていますので、皮膚の健康維持に役立つことになります。
えんどう豆は愛犬のアレルゲンの対策になる
えんどう豆は、広い意味でいうと穀物という事になりますが、その穀物の中でも、アレルゲンが少ないとされています。
食品に含まれるタンパク質が、ときには犬の皮膚のかゆみの原因になる事がありますが、えんどう豆は、その原因になるタンパク質のアレルゲンが、原因になりにくものとされているので、すでに食品の影響で皮膚にかゆみがある柴犬にも役立つことになります。
あくまでもかゆみの発症のリスクを下げるというメリットがあるだけの事になります。
アレルゲンについては「柴犬のアレルギーはドッグフードも原因に!対策する方法はある!?」に具体的な対策としてまとめています。
えんど豆は愛犬の腸内環境を整えることに期待ができる
えんどう豆は不溶性の食物繊維が多く、腸内の働きを活発にさせる事に期待ができます。
食物繊維は水に溶けやすい繊維と、溶けにくい繊維と分かれる事になりますが、溶けにくい方が不溶性の食物繊維になります。
胃や腸で水分を含んで膨らんで、腸の働きを刺激してくれますので、愛犬(柴犬)の便通があまり良くないという事であれば、役立つことになります。
便を整えるのにも有効になります。
えんどう豆を柴犬に与えるデメリットについて
今度はデメリットについてです。
ただドッグフードに含まれているえんどう豆については、何のデメリットもないと思いますが、単体で与えるときのデメリットという事になります。
健康に良いといっても、やはり上限がありますので、与えすぎには注意が必要なのですが、下記の2点は要注意です。
- 生のえんどう豆を与えないこと
- 与えすぎにも注意すること
この2点が注意点でもあり、柴犬に限らずにデメリットになってきます。
生のえんどう豆の場合、そのまま与えるのは、人間でも消化が悪いことになるので必ず火を通してから与えるようにします。
熱を入れて柔らかくすることで、消化が良くなりますので、これは犬も人間も同じことになります。
でも与えすぎには注意が必要で、食物繊維なども多いので、食べ過ぎてしまうと腸内の活動を活発にさせ過ぎてしまい、逆に腸内不調の原因になってしまう事もあるようです。
適度な量にすることが大事になってきます。
えんどう豆の栄養素はこんなにも種類がある
えんどう豆に含まれる栄養素ですが、以外にもこんなに含まれています。
(100gの含有量)
エネルギー | 93kcal |
---|---|
水分 | 76.5g |
タンパク質 | 6.9g |
脂質 | 0.4g |
炭水化物 | 15.3g |
食物繊維 | 7.7g |
体の基礎を作る栄養素を持っていて、食物繊維が多く含みます。
(100gの含有量)
ビタミン | 含有量 | ミネラル | 含有量 |
---|---|---|---|
レチノール当量 | 35μg | ナトリウム | 1mg |
βカロテン当量 | 420μg | カリウム | 340mg |
αトコフェロール | 0.1mg | カルシウム | 23mg |
ビタミンK | 27μg | マグネシウム | 37mg |
ビタミンB1 | 0.39mg | リン | 120mg |
ビタミンB2 | 0.16mg | 鉄 | 1.7mg |
ナイアシン | 2.7mg | 亜鉛 | 1.2mg |
ビタミンB6 | 0.15mg | 銅 | 0.19mg |
ビタミンB12 | 0μg | マンガン | 0.48mg |
葉酸 | 76μg | ー | ー |
パントテン酸 | 0.63mg | ー | ー |
ビオチン | 6.3μg | ー | ー |
ビタミンC | 19mg | ー | ー |
あの小さな中に、こんなにも栄養素が含んでいる!ぐらいの感覚で良いと思います。
栄養素がたくさんある事が分かると思います。
えんどう豆ってそものもどんな植物なの?
えんどう豆は、別名グリーンピースと呼ばれているものなので、この2つは違うように捉えられてしまうこともシバシバあります。
マメ科のエンドウ属になりますが、成長によって呼び方が変わってきます。
- さやがまだ柔らかい時期に収穫したものをさやえんどう
- 少し大きく成長したものがグリーンピース
- 成熟したものがえんどう豆
このようにどの成長で収穫したかによって呼び方が変わることになります。
呼び方が変わると、豆の種類が変わったように感じてしまいますが、どれも同じという事になります。
未成熟か完熟か、そのような違いになります。
どちにしても栄養価が高いので、柴犬の健康にはプラスになる豆になります。
えんどう豆も大事だけど総合的に考えること
確かにえんどう豆の栄養は優れていますが、やはり総合の栄養で見なければいけません。
またただ単にこの食物が使われているドッグフードが良いわけでもありません。
中にたくさん粗悪なものを使っていれば、プラスマイナス、ゼロのようなイメージのフードになることもあります。
良いフードをできるだけ選ぶようにすることが、最も柴犬の健康にとっても大事なことなってきます。