柴犬に鹿肉のドッグフードを与えるメリットとおすすめのフード
鹿肉がベースのドッグフードがありますが、果たして柴犬にとってメリットがあるのか、またはデメリットはどのような事かについてです。
今は鹿肉が使われたフードども、とても増えてきた傾向にあります。
以前は外国産のペットフードが優秀のような感じで、鶏肉やラム肉などがベースのものが多かったのですが、今は日本でも気遣いされているペットフードが増えてきた傾向にあり、日本製のものも人気がでるようになってきました。
そこで多くなってきたのが鹿肉をベースにしたドッグフードです。
良いとは言われていますけど、どのような面でメリットがあるのかを知りたいという声が多く、今回はその件について説明しています。
鹿肉ベースのドッグフードのメリットは?
鹿肉ベースのドッグフードを柴犬に与えるメリットについてですが、まとめると、このようになります。
- 体重管理に優れている
- 日本犬と相性の良い肉
- 血流を良くするのに期待ができる
- 消化に良いのでシニア犬にも良い
- アレルゲンが少ない
- オーガニックなので安心できる
まとめると、このような感じになってきますが、何かとメリットが多い肉であることは間違いありません。
日本犬とは、とても相性の良い肉であることが最大のメリットになってきます。
柴犬は、外国で育ってきた犬種ではなくて、日本で育ってきた犬種になるので、その日本にある素材と、とても相性が良くなっているのは知っている人は多いと思います。
肉ばかりを食べてきた犬ではないという事です。
鹿肉は愛犬(柴犬)の体重管理がしやすい
鹿肉は、愛犬(柴犬)の体重管理に、とても適している肉になっています。
犬に必要なタンパク質がとても多く、さらに脂質が低く、そしてカロリーが低いという肉質なので、体重管理に優れていますので、肥満からくる病気の対策に期待することができます。
犬の体重管理はとても大事なことで、やはり人間と同じく適正でない体重になってくると、体への負担は大きくなってきます。
それが大病などにつながる事になりますが、それを防ぐ意味でも優秀な肉質です。
他の肉と栄養素を比較すると分かりやすいと思います。
鹿肉はどんな栄養素があるの?他の肉と比較
鹿肉はどんな栄養素があるのか、他の肉と比較していますが、一般的に出回っている数字になります。
(もも肉100g中)
鹿肉 | 牛肉 | 豚肉 | 鶏肉 | |
---|---|---|---|---|
カロリー | 110kcal | 246kcal | 183kcal | 200kcal |
タンパク質 | 22.3g | 18.9g | 20.5g | 16.2g |
脂質 | 1.5g | 17.5g | 10.2g | 14.0g |
炭水化物 | 1.5g | 0.5g | 0.2g | 0g |
もも肉で比べていますが、タンパク質が他の肉から比べても一番高く、脂質の一番低く、さらにカロリーも他の肉から比べて一番低いことが分かると思います。
タンパク質というのは、犬に体を作る材料そのものなので、これがないと健康な体を作ることができませんから、多い方が優秀という事になります。
ただそのタンパク質の量が増えると、肉の場合は、脂質やカロリーなども増えがちになるのですが、鹿肉はについてはその逆で、カロリーも脂質も低いことが分かると思います。
愛犬(柴犬)に必要でもあるタンパク質を多く、さらに取りすぎには注意のカロリーや脂質が低いので、体重管理に優れていて、さらに健康に良いという事になります。
単体ではこのような栄養素になっています。
「100g当たり」
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|
110kcal | 22.3g | 1.5g | 0.5g |
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム |
58r | 350r | 4r | 26r |
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンB6 | ビタミンB12 |
0.21r | 0.35r | 0.54r | 0.6μg |
ナイアシン | 葉酸 | パントテン酸 | ビオチン |
8.0r | 1μg | 0.81r | -μg |
ビタミンD | ビタミンC | ビタミンA | コレステロール |
-μg | 1r | 3μg | 69r |
鹿肉は血液の環境を良くしてくれる事に期待ができる
鹿肉にはDHA、そしてEPAという栄養素を多く持っていて、血液の環境を良くする事に期待ができますので、血液環境からくる病気の対策にもなります。
DHAやEPAというのは、脂肪酸の一種で、正式にEPAは「エイコサペンタエン酸」、DHAは「ドコサヘキサエン酸」と言います。
呼び方多いので分かりづらくなるのですが、一般的には「オメガ3必須脂肪酸」とも言われています。
脂肪酸だけど常温で固まりづらい性質を持っていることも特徴で、これを不飽和脂肪酸と呼んでいます。
ただ一般的な肉の方は、常温で固まる性質のものが多い脂肪酸の、飽和脂肪酸を持っているので、食べ過ぎることで血液の流れを悪くして、それに関係する病気になりやすいとされています。
鹿は動物という事なので、普通で考えると動物に近い脂肪酸を多く持っているとイメージしてしまいますが、魚に多い脂肪酸を多く持っているという、ちょっと変わった動物です。
体に良い脂肪酸を多く持っているので、これも柴犬の健康に役立つ事になります。
鹿肉は日本犬と相性の良い肉になっている
そして鹿肉は日本犬との相性の良い肉になっています。
柴犬は日本犬ですが、主に魚や穀物を食べてきた犬種になります。
要するに昔の日本人が食べてきた食事をしてきたことになります。
そのため、洋犬では懸念されがちな穀物の消化を得意としていて、さらに魚との相性も良くなっています。
だからといって穀物の食べ過ぎはダメですけど、そのような体質にあります。
日本人は腸内に他の国の人にはない海藻を紹介する微生物を持っていますが、外国の人は持っていないので、海藻の消化を苦手としているようなイメージです。
やはり暮らしてきた場所と食べてきたもので消化の得意や不得意があるものです。
そして祖先のオオカミと最も近いのが柴犬で、そのオオカミは主に鹿肉を主食してきています。
どちらにしても鹿肉は、柴にはおすすめできる事になります。
鹿肉は消化に良いのでシニア犬にも良い
鹿肉のタンパク質は消化に良いタンパク質なので、消化が落ちてくるシニアの柴犬にもオススメできる事になります。
消化力は、個々に大きな差がありますが、これが良いという事は、栄養になりやすいことを意味します。
逆に消化が悪いと、栄養素が体に回ることにならなく、そのまま便に排泄されてしまう事になります。
これでは栄養を取っているというよりも「ただお腹を満たしている」という事になります。
やはり消化の良いものは栄養になりやすいので、そういった意味で鹿肉は、健康維持に役立つちます。
他の肉から比べて鹿肉はアレルゲンが少ない
そして豚や牛、鶏などから比べてもアレルゲンが一番少ない肉とされています。
柴犬で一番気になるのが皮膚トラブルで、これは柴に多く共通する事ですけど、アレルゲンに反応しやすい犬種です。
でもこれはメリットというよりも、例えば鶏肉に反応した、豚肉に反応したという事であれば、変えるだけの事なので、最初からアレルゲンを気にして取る必要なないと思っています。
犬は雑食ですから、何でも食べることができる動物です。
ただ、すでに食品からくるアレルゲンを持っていることが分かっていて、さらに何に反応しているのかが分からないのであれば、鹿肉は役立つ事になります。
でも柴犬に皮膚トラブルが多いからといって、最初からアレルゲンが少ない食品にする必要もないと思います。
また皮膚トラブルは、食品以外の遺伝的なことや、体質、ストレス、または他のことが影響している事がほとんどですから、変にアレルゲンが少ないドッグフードにする必要はないという事です。
何でも食べることができる状態が本当の「健康」といえますので、目指すのは、そこだと思います。
たまたまアレルゲンが少ない肉だった!ぐらいの感覚で良いかもしれません。
アレルゲンについては、コチラの「柴犬のアレルギーはドッグフードも原因に!対策する方法はある!?」により詳しく説明しています。
鹿肉はオーガニックなので安心できる
そして鹿肉はオーガニックになるので、ここもメリットになってきます。
鹿は養殖しているのではなくて、自然の鹿肉をそのまま加工している事になるので、食べてきたものは自然の餌という事になります。
養殖されている肉は、動物が病気にならないために抗生物質などが使われている事があります。
すべてそうだとはいいませんが、鶏肉の場合は特にその傾向にあります。
また餌についても、化学肥料や農薬などが使われた餌を食べているケースが多いと思います。
でも鹿の場合は、自然のそのままの状態のものを餌としているので、無農薬の餌を食べてきたことになりますから、その面では安心する事ができます。
自然の肉という事です。
鹿肉ベースのドッグフードを与えることのデメリット
鹿肉ベースのドッグフードのデメリットについてですが、これはないと思います。
強いていえば、鹿肉が良いからって毎日、鹿肉100%だとデメリットになってきます。
ドッグフードではあり得ませんが、他の栄養素もやはり必要になってきます。
特にデメリットなことはないと思います。
柴犬におすすめできる鹿肉のドッグフードは?
柴犬におすすめできるドッグフードについてですが、これは鹿肉だけを使っているという事だけではなくて、ドッグフードの質として、全体的な質が高いものがおすすめになってきます。
鹿肉は使っているけど添加物はたくさん、鹿肉が少ししか配合されていないという事であれば、これはちょっと意味が違うという事が分かると思います。
具体的なものでいうと「柴犬に鹿肉ベースのドッグフードでおすすめを紹介!」コチラに紹介しているものがおすすめです。