柴犬に馬肉入りのドッグフードはおすすめできるって本当?
柴犬に馬肉ベースのドッグフードはどんなメリットやデメリットがあるのかについてです。
最近でもないかもしれませんが、認知度も高くなってきたのが馬肉ベースのドッグフードです。
実は外国産のペットフードでは、ほぼ聞くことがなく、ほとんどが日本産のものばかりになっています。
というのも、お国事情も少しありますが、外国の人はあまり頻繁に馬を食べるような傾向にないために、少ないかもしれません。
日本の場合は、犬用でなくても人間用で販売されているケースも多く、認知度としては高いかもしれません。
でも食べるといっても、そんなに頻繁に食べる機会はないかもしれませんが、馬肉はおすすめできるかについてです。
馬肉入りのドッグフードを柴犬に与えるメリット
馬肉入りのドッグフードを柴犬に与えるメリットについてですが、分かりやすくすると、鹿肉に続いて日本犬におすすめできる肉という事になります。
今の高級ドッグフードと呼ばれるものは、肉がベースになっている事が多いですが、その肉の中で柴に最適なものでいうと、カロリーが控えめな肉になってきます。
柴は日本で育ってきた環境から、あまり高カロリーな肉を不得意としているところがありますので、そのような理由から低カロリーな肉の方がおすすめできます。
その理由はコチの「柴犬に合うドッグフードの選び方!子犬からシニア犬まで」見てみらうと分かると思います。
どちらかというと、日本人のようにヘルシーの方が良いわけです。
ただ最近日本人は、肉中心で欧米化されてきていますが、同じくヘルシーにした方が健康上は良いことになってきます。
犬に必要なタンパク質が多く、さらに脂質が少ないことが馬肉のメリットでもありますが、メリットをまとめると、このようになります。
- 太りにくいので体重管理ができる
- アレルゲンを抑える事ができる
- 骨を強くすることに期待できる
- 皮膚炎や毛の質を整える
馬肉は太りにくいので愛犬の体重管理ができる
馬肉は先程も話しましたが、カロリーが控えめな肉なので、愛犬(柴犬)の体重管理に役立つことになります。
体重から増えてくると、肥満からくる病気を対策するために、カロリーを抑えなければいけなくなりますが、カロリーを落とすとうい事は、栄養も落としてしまいがちになってきます。
要するに体重を減らすということは、栄養素を減らすことになり、バランスが乱れやすくなってきます。
これは人間でも同じで、ただ単にカロリーを落としても、健康上はあまり良くないとされています。
体重が増えれば、カロリーを抑えながらも栄養バランスを乱さないことが大事になってきます。
でも馬肉は栄養価が高く、そしてカロリーが控えめなので、栄養バラスを乱しにくく体重管理をすることに期待ができます。
馬肉はアレルゲンの対策ができる
そして馬肉ベースのドッグフードの場合は、アレルゲン対策ができます。
これは「今まで食べた事がないから」という理由になります。
柴犬に多いのが、皮膚トラブルですが、大体はかゆみになって現れると思いますけど、その原因の1つに、時には食品の影響もあります。
食品に含まれるタンパク質に反応することになりますけど、でも反応するのは、一度食べたことがある食品に対してだけになります。
馬肉の場合は、おやつにしても数が少ないですから、今まで食べたことがないケースの方が多いと思います。
そういった意味では、アレルゲンを抑えることに役立つことになりますので、食品の影響で皮膚トラブルが起こった場合は、馬肉ベースのドッグフードに切り替えることで、健康トラブルを回避することに期待ができます。
でも馬の肉も含めてどれが完璧ということではなく、少なからずどの食品にもアレルゲンは含まれていますので、そこは誤解がないように注意しましょう。
馬肉は愛犬の骨を強くすることができる
馬肉には以外と思うかもしれませんが、他の肉から比べてもカルシウムが多く含まれています。
豚や牛、鶏肉から比べても3倍近く多いので、骨の健康維持に役立つ事になります。
またカルシウムは骨を強くする以外に、筋肉の伸び縮みの柔軟性を良くするのにも使われます。
スムーズに筋肉が動くことで、活発な活動ができますので、これが不足していくと、その筋肉の柔軟性が悪くなってきますので、特に運動をしないシニア犬などにカルシウムは必要になってきます。
神経伝達にも必要ですが、骨を強くする、筋肉の柔軟性を良くする、このような健康に役立つことになります。
また愛犬(柴犬)が子供を生んで、母乳を子犬に与えたときに、血液中のカルシウムが減っていきますので、母親になった愛犬の栄養補給にも馬肉は役立つことになります。
馬肉は皮膚炎や毛の質を整えるのに役立つ
そして馬肉には、不飽和脂肪酸という脂肪酸も多く、これが皮膚炎や毛の質を上げるのにも期待ができます。
不飽和脂肪酸とは、常温でも固まりづらい脂肪酸のことで、特に魚に多く含まれる脂肪酸になります。
別名が色々とあって、迷ってしまうこともありますが「DHA」や「EPA」、または「オメガ3脂肪酸」とも呼ばれています。
分かりやすくすると、健康に良い脂肪酸という事になりますが、柴に多い、皮膚トラブルの炎症などの対策に役立つとされています。
また血液の環境を良くしたり、またハウスダストやアトピーなどの、アレルギーの対策などにも期待がされているものです。
犬の毛の質を向上されるのにも期待ができますので、馬肉ベースのドッグフードはおすすめできます。
馬肉入りのドッグフードを柴犬に与えるデメリット
馬肉入りのドッグフードを柴犬に与えるデメリットですが、デメリットについては、特にないのが正直なところで、ほとんどはプラスの要素しかありません。
強いていうと、馬肉入りのドッグフードは人によって、価格が高いという事がデメリットになってくるかもしれません。
鹿肉入りのドッグフードは、生の場合と、フードにして一度過熱しているものと分かれますが、生の場合は特に価格が高くなりますので、ここが最大のデメリットになるかもしれません。
ただ考え方になるかもしれませんが、ドライタイプのドッグフードであれば、価格はまだ抑えられているので、そのままでも良いかもしれませんけど、生の場合は高くなるので、トッピングのような感じで与えると良いかもしれません。
馬肉と他の肉との栄養の比較
馬肉を他の肉と比較して見ると、どのくらい栄養素が違うのか分かると思います。
馬肉は赤身で、豚肉、牛肉、鶏肉は、それぞれもも肉と赤肉の部位を使ったところを比較しています。
どれも100g当たりの含有量になります。
馬肉 | 豚肉 | 牛肉 | 鶏肉 | |
---|---|---|---|---|
カロリー | 110 | 128(もも肉) | 191(もも肉) | 116(もも肉) |
タンパク質 | 20.1g | 22.1g | 20.7g | 18.8g |
脂質 | 2.5g | 3.6g | 10.7g | 3.9g |
炭水化物 | 0.3g | 0.2g | 0.6g | 0.0g |
カルシウム | 11mg | 4mg | 4mg | 5mg |
鉄分 | 4.3mg | 0.9mg | 2.7mg | 0.7mg |
亜鉛 | 2.8mg | 2.2mg | 4.4mg | 2.0mg |
ビタミンA | 9μg | 3μg | 0μg | 18μg |
ビタミンD | 0.0μg | 0.1μg | 0.0μg | 0.0μg |
ビタミンK | 2μg | 2μg | 4μg | 36μg |
ビタミンB1 | 0.10mg | 0.96mg | 0.09mg | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.24mg | 0.23mg | 0.22mg | 0.22mg |
葉酸 | 4μg | 2μg | 9μg | 14μg |
コレステロール | 65mg | 66mg | 68mg | 92mg |
グリコーゲン | 2290.4 | 432 | 674.5 | 98.2(鶏ささみ) |
馬肉はカロリーが低い、タンパク質も多く脂質が低い、さらにカルシウムや鉄分が他の肉から比べても多く、さらにコレステロールも低いことが分かると思います。
またグリコーゲンが多く、エネルギーを効率良く作るのに役立つことになります。
馬は何かの力を「馬力」と表現されることがありますが、グリコーゲンも多いので、これが馬力に関係していると思われます。
馬肉のドッグフードを与えるときの注意点
馬肉入りのドッグフードを与えるときの注意点ですが、生にしてもドライフードにしても、今まで食べてことがない肉については、少しずつ与えることが注意点になると思います。
そして少しずつ料を増やしていくようにすることで、無理なく与えることができると思います。
それと生の場合は、必ず冷凍保存が必要になるので、ここも注意点になると思います。
馬肉入りのドッグフードで柴犬におすすめは?
馬肉入りのドッグフードで柴犬におすすめできるものでいうとコチラの「柴犬に馬肉自然づくりのドッグフードはどう?評価まとめ」が一押しできます。
国産で無添加、さらに人間でも食べることができる生肉をそのまま使っていますので、安心できます。
他にもない事もないのですが、色々と見てきた中では、上記のものが一番安心できると思います!
それ以外については「柴犬に馬肉ベースのドッグフードで無添加でおすすめはコチラ」にすべてまとめているので、比較できると思います。