米麹や甘酒は愛犬(柴犬)に与えても大丈夫?
米麹や、その麹を使い甘酒などがありますが、果たして愛犬(柴犬)に与えても大丈夫なのか?という事についてです。
麹というのは、お米や麦にこうじ菌がはえたもので、分かりやすくすると「カビ」の一種という事になります。
カビと聞くとイヤな感じがしますが、健康に良いカビになります。
和名では「ニホンコウジカビ」とも呼ばれています。
日本特有の食品でもあり、日本の穀物と相性が良い菌になっていますので、ドッグフードなどにも配合されている事があります。
柴犬は日本犬ですから麹との相性もバツグンという事になりますが、でも注意点もあります。
それらを含めて、どのようなことかまとめています。
甘酒は愛犬(柴犬)にどんな健康メリットがある?
最初に麹を使った代表的な甘酒についてですが、これは愛犬(柴犬)に与えても問題がありません。
ただ最初に注意点として話すと、アルコールが含んだ甘酒もあるので、これは絶対に与えないようにしましょう。
「酒」とつきますので、中には本当にアルコールが含んでいるものがあるので、与えるときには要注意になります。
具体的には米麹を使った方になります。
実は甘酒は酒粕から作るものと、麹から作るものと2つに分かれます。
アルコールが含んでいない方が麹から作ったもので、酒粕から作ったものはアルコールが含んでいる事になるので、スーパーなどから購入してきたものは、原材料をしっかりと見るようにしましょう。
分からない場合は、与えることは避けた方が良いと思います。
そして甘酒を愛犬に与えるメリットは、栄養補給のような感じです。
ビタミンや必須アミノ酸が含まれていますが、熱を使うのでビタミンについては壊れてしまうのであまり期待することができませんけど、アミノ酸を多くとることができますので、これが健康に役立つことになります。
腸内環境を整えるのにも役立つので、ちょと便の調子が悪いときに与えると良いと思います。
甘酒を愛犬に与えるときのその他の注意点
甘酒を愛犬に与える与えるときの注意点は、やはり甘いので与えすぎには注意することです。
実は酒粕から作った甘酒は、後で砂糖を足して甘くしていますが、米麹から作ったものは、こうじ菌がお米のデンプン質をブドウ糖に変えるので甘くなります。
そのため後で砂糖を足さなくても甘くなることになります。
ブドウ糖は吸収が良く、体の栄養素になりやすいですが、やはり取りすぎると太る原因にもなってきます。
あくまでも適量にして、与えすぎには注意するようにしましょう。
犬だけではなく人間も飲み過ぎると太ることになります。
また米麹から作ったものでも、人間用で後で砂糖を加えていることがあるので、ここも先程話したように買ってくる場合は、しっかりと原材料を確認するようにしましょう。
麹のそのものの栄養素メリットについて
今度は、米麹そのものについてです。
麹は、栄養価が高い上にお肉を柔らかくする効果もあります。
さらに、麹に含まれている麹酵素は、お肉を熟成させる効果があるため、胃腸で消化される際の消化も助けてくれる効果もありますので、手作りフードを与えるときに、もし生肉などを与えているのであれば、さらに消化吸収率がアップします。
柴犬も含め犬派は年をとるにつれ、消化吸収能力が落ちる傾向にあります。
フードの種類を変えていないのに年を取ると、体の栄養になりにくくなってしまうのです。
そうすると、体力などにも影響されますが、そのときに手作りフードなどに米麹などを加えると愛犬のためになります。
大切な家族であるワンちゃんの健康寿命を延ばすためにも、麹を利用して効率よくお肉の栄養分を力にしましょう。
さらに、飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもうれしいのが、「麹はおいしい」という点です。
麹によって柔らかくなったお肉=お肉の成分が消化しやすく分解されたフード、というのは、柴犬がおいしく感じると言われています。
分解した食事は、体にとって必要な栄養分なので、「おいしい!」と感じるということが分かっています。
健康にいいフード単品だと食いつきが悪い、というワンちゃんでも、おいしく食べることができるフードです。
麹を使ったフードのデメリットって?
麹自体が高いので、手作りフードにしてもドッグフードにしても正直値段が高いので、これがデメリットになるかもしれません。
しかし、シニアのワンちゃんの飼い主さんや、やっぱり健康には代えられない!と思う方も多いと思います。
予算と照らし合わせて与えるようにしましょう。
そして米麹を使ったドッグフードでおすすめでいうと下記のものがおすすめです。