柴犬にターキーベースのドッグフードはどんな健康メリットがある?
ターキー(七面鳥)ベースのドッグフードですが、柴犬にどんなメリットがあるのかについてです。
実は日本産のドッグフードではあまりターキーをベースにしているものがなく、日本の場合は、似たもので、チキンベースである事が、ほとんどだと思います。
七面鳥の場合は、やはり外国産のフードになってきます。
クリスマスではお馴染みですけど、でもクリスマスでもあまり食べる機会もないのが正直なところだと思います。
そんなターキーですが、この肉がアレルゲンの対策になる、という事もしばしばささやかれますが、そのような事も含めて、柴犬にどんなメリットがある肉なのにかついてまとめています。
柴犬にターキーベースのドッグフードを与えるメリット
ターキーベースのドッグフードを柴犬に与えるメリットについてですが、まとめると、このようになります。
- アレルゲン対策に期待ができる
- 柴犬の体重管理がしやすい
- 皮膚や毛質の向上に期待できる
このような事に期待ができることになります。
鶏肉と七面鳥は、とても似ているところがありますが、愛犬の健康にとって、良い栄養素をたくさん持っていますので、おすすめできる肉です。
ターキーはアレルゲン対策に期待ができる
ターキーはアレルゲン対策に期待ができますが、この意味は3つあります。
- 食物からくる影響
- 遺伝からくる影響
- 花粉やハウスダストによる影響
この3つの対策です。
柴犬にも多いアレルギーといっても、上記の3つに分けられますが、その3つの対策にも期待ができます。
食物からくるアレルゲンの影響とは?
これは食品に含まれるタンパク質に体が反応して、それを追い出そうとして、痒みやその他の健康トラブルになる影響の事です。
実はそのタンパク質は、体が反応しやすいものと、反応しにくいものに分かれますが、七面鳥の肉は反応しづらいかも?となっています。
かも?という意味は、あまり食べる機会がないからです。
七面鳥にも当然タンパク質は含まれていますので、これが犬の体で拒否すれば反応はする事になります。
ただ一般的に、あまり口にすることがないので、反応しづらいとされているわけです。
例えば豚肉ベースのドッグフードを愛犬(柴犬)が食べて、反応がでたときの対策として使うことができるわけです。
でも、柴犬を含めてどんな食品のアレルゲンに反応するのかはバラバラです。
遺伝からくる皮膚トラブルの対策になる?
これは柴犬にも多い、アトピー性皮膚炎の事をいっていますが、遺伝やストレスなど、この皮膚炎になる原因は、ハッキリとしていませんけど、その対策としても期待がされています。
七面鳥には後でも話しますが、ビタミンB6などが多く含まれていて、これが皮膚炎の対策にも有効とされています。
ただプラスになる要素があるという事なので、これで必ず良くなるという事でもありません。
でも少しでも役立つ栄養素が入っていることは間違いありませんので、そういった意味で、柴犬のためにはなると思います。
花粉やハウスダストに健康トラブル対策ができる
これもプラスになるという要素で、必ず良くなるという意味でもありません。
花粉やダニのアレルゲンによって、体に痒みなどが起きることがあります。
この場合は、季節によって起きるものが多いですが、その花粉やダニからくる皮膚のかゆみや炎症に、ターキーに含まれる栄養素が、プラスになると言われています。
詳しいことは「柴犬のアレルギーはドッグフードも原因に!対策する方法はある!?」を見るとより分かりやすくなっています。
ターキーベースのドッグフードは体重管理がしやすい!
そしてターキー(七面鳥)は、愛犬(柴犬)の体重管理もしやすいと思います。
ターキーといっても鶏ですから、鶏というと、カロリーが高いイメージがありますけど、でも七面鳥についてはカロリーがとても低く、そして犬にも必要な栄養素のタンパク質を多く含みます。
それでいて脂質が極端に少ないので、最近愛犬が太ってきた、シニアになって運動不足が続いて、体重が増えたなど、そのような体重管理にも役立ちます。
必要な栄養素が多く、あまり犬の体にとって、必要でないものが少ないので、犬の健康に役立つ肉なってきます。
鶏肉のささみに多いタンパク質を上回る高タンパク質になっています。
ターキーは皮膚や毛質の向上に期待できる
そしてターキーは、愛犬(柴犬)の皮膚や毛質の向上に役立つことになります。
これも七面鳥に多く含まれるビタミンB6やビタミンB2、またはナイアシンという栄養素の働きになりますが、肌や毛質を整えるのにも役立ちます。
ターキー(七面鳥)に含まれる栄養素とは?
ターキー(七面鳥)には、色々な栄養素が含まれていて、柴犬を含め犬の健康のためになりますが、どのこのような栄養素が含まれているのです。
(100g当たり)
エネルギー | 106kcal |
---|---|
タンパク質 | 23.5g (94kcal) |
脂質 | 0.7g (6.3kcal) |
炭水化物 | 0.1g (0.4kcal) |
上記は100g当たりの数字ですが、豚肉や牛肉からくらべても、脂質がとても抑えられている肉になっています。
(100g当たり)
ビタミン | 含有量 | ミネラル | 含有量 |
---|---|---|---|
ビタミンD | 0.1μg | ナトリウム | 37mg |
ビタミンK | 18μg | カリウム | 190mg |
ビタミンB1 | 0.07mg | カルシウム | 8mg |
ビタミンB2 | 0.24mg | マグネシウム | 29mg |
ナイアシン | 7mg | リン | 140mg |
ビタミンB6 | 0.72mg | 鉄 | 1.1mg |
ビタミンB12 | 0.6μg | 亜鉛 | 0.8mg |
葉酸 | 10μg | 銅 | 0.05mg |
パントテン酸 | 1.51mg | マンガン | 0.02mg |
ビタミンC | 2mg | ー | ー |
注目できるところを赤字にしていますが、ナイアシンやビタミンB6がとても多く、皮膚や爪、毛などの発育に関係するビタミンが多いので、この働きに期待ができる事になります。
ただ全体的に見てもらうと分かると思いますが、以外にも色々な栄養素が含まれていることが分かると思います。
ただドッグフードの場合は熱処理されるので、ビタミンが壊れやすく後で足されているケースが多いと思います。
現在使っているドッグフードの原材料を見ると分かると思いますけど、ビタミン類が多く表示されているはずです。
でも本来持っている肉のビタミン類を壊すことがなく調理する方法がありますが、ミネラルにしても、大抵は後で足されることがほとんどだと思います。
そもそもターキー(七面鳥)はどんな鶏なの?
七面鳥は、シチメンチョウ属に分類されている鳥で、主にアメリカやカナダ方面に多く分布していて、ニワトリはトサカが特徴ですが、七面鳥の場合はトサカなどが無いので、見分けはすぐにつくと思います。
ニワトリと似たようなところがあり、少しだけであれば飛ぶこともできるとされています。
ただ鶏肉から比べると味については、美味しいには美味しいですけど、味については脂が少ない分だけ旨味が落ちてしまうので、その背景と入手が困難とされているので、養殖する人もあまりいません。
でもヘルシーな肉である事は間違いありません。
アメリカなどでは、スタンダードなお肉になっていて、ごちそうに値する肉になっていますが、日本では珍しいかもしれません。
ターキーベースのドッグフードは柴犬におすすめできる!
このようにして見て行くと、良質な鶏だという事が分かると思いますが、柴犬にとってもおすすめできる鶏という事になります。
ただ注意点点は、生肉なのかミールを使っているのかです。
この差は大きく違い、当然生肉の方が良いことになりますが、ミールになるとまた話しが変わってきます。
ミールについてはコチラの「チキンミール入りのドッグフードは危険?柴犬には大丈夫?」参考にすると分かると思いますけど、こうなってしまうと、ドッグフードとしては、良い内容だとは言えません。
ドッグフード選びは原材料を良くみることが大事で、ターキーが使われていても注意が必要です。
ターキーも配合しているドッグフードで良質なものでいうと、コチラの「柴犬に「いぬはぐ」のドッグフードはなぜおすすめ?」が安心できます。